新作展『人は因果の中に在る』(2022.4.21〜4.25) 開催案内
会場:ガーデンアートOBA 長野県下伊那郡松川町元大島3967-8 (TEL:0265-36-5023)
会期:令和4年4月21日(木) から 4月25日(月)
新作『おつかれさん』をメインとした自宅展覧会になります。どうぞお気軽にお越しください。
今回の個展タイトルは「人は因果の中に在る」です。 新作“おつかれさん・ある結晶”に加え 前作の“月の顔”も含め生老病死を演出してみました。
生老病死(しょうろうびょうし)とは仏教用語でよく使われる言語ですが、そのまま読んで字の如し(ごとし)です。 ついでにこの「如」という字も仏教では頻繁に使われますが、ひとつには皆様ご存じの如来があります。これもタイトルのひとつのテーマとして加えさせていただき、作品名“去来”といいます。
生老病死と作品名との関わりをここで概説しておきます。なお、老病は一つの人生として括りました。 1.生は作品名「ある結晶」です。 抽象彫刻ですが、下段の蓮の葉は解りやすくヒントになります。抽象は難しいようですがヒントがあると自由に楽しく理解できます。
2.老病は作品名「月の顔」です。 4体あり少し怖い感じがしますが、それぞれに異なった人生の異なった苦悩、いわば業を感知することができます。
3.死は作品名「おつかれさん」です。 死は直接的な表現ですとあまりにも重すぎますので、敢えてどこかほっとする間接表現にしました。 コンセプトは、誰もが普通に暮らしていれば普通に巡る人生や出来事を、仏教を拝借し「因果」に置き換え、私なりの立体表現をしてみたということです。